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6月4日 宮古島

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宮古島に行ってきました。「訪れた時よりもきれいにして帰ろう」をテーマにした音楽イベント「美ぎ島ミュージックコンベンション」。毎年この時期、開催されています。昼のビーチでは、ロック、ブルース、サルサ、ジャズ、ソウル、レゲエ、ヒップホップ、沖縄音楽、、、垣根を越えてミュージシャンが入り混じって、時に自由にセッションを行いながらステージに立ち、宮古島の住人も旅行者も一緒に音楽に浸り、そして夜も真夜中(明け方?)まで市街のあちこちのライブハウスでいろんなミュージシャンが音を鳴らし、突発的なセッションも始まって、その場所でその瞬間にしか生まれない音楽に酔いしれます。本当に音楽好きにはたまらない奇跡のような大人のイベントなのです。驚くのは、そのミュージシャンたちがノーギャラで集まっているということ。純粋に音楽を愛し、宮古島を愛する人たちのための3日間です。

私は今年で7回目。ここ何年かは一人旅、おかげでいろんな出会いがあります。去年、知り合った女性と、2年前に出会った女性がたまたま同じ宿の隣りの部屋同士という偶然の繋がりがあったり。その女性とさらに何年か前に出会った女性が知り合いだったり。みんなでご飯を食べていたら、とあるミュージシャンがひょっこり現れてその場でライブをしてくれたり。嘘みたいなことがぽんぽん起こります。

知り合った人たちは私より10歳は若いであろう、自立した女性たち。ジェネレーションギャップもあり、世代による悩みの種も違うけれど、音楽と宮古島という共通のキーワードで繋がった素敵な人たち。そうやって人とふれあって己を省みるといいますか、いろんな刺激を受けました。まあ年齢による身体や気持ちの有りようとも関係するのでしょうが、私もまだまだもっと興味や関心、行動力を持っていかなくちゃ、という気になってます。

毎年、帰りの飛行機の中で窓の外の青と白の景色を眺めながら、体験した出来事や出会った人たちのことを思い出し、色々なことをぐるぐる考えるのですが、今年はたまたま機内で放送されていた武道の「残心」の話と今まで漠然と考えていたことが重なって。ちなみに「残心」とは、真剣勝負からきている言葉で、油断をしないとか心を途切らせないとか注意を払っている状態のことです。これが、相手を意識し、気を配り、思いやり、感謝することなどにつながっていくわけです。自己主張とか損得勘定とか、自分だけで精一杯なのでは、決して素敵なことは起こらないと思います。手助けしたいとか、守りたいとか、楽しませたいとか、、、そんな風に思える気持ちがハッピーのサイクルをつくり出すんじゃないかなぁなんて思います。

ミュージックコンベンションも、地元や内地のたくさんのボランティアの方が動き、スタッフの中には若手ミュージシャンの方たちもいて、他のミュージシャンもあちこちに飛び入りで音を奏でます。お金が絡まないという原則があるから、そこには純粋な音楽だけが残るっていう話をしていましたが、本当にそうだなぁと思うし、だからこそ素敵な時間や空間、夢のようなマジックが生まれるんだろうと思います。そしてその舞台は宮古島という美しい島なのですから、そりゃあもう。

今年で10回目のミュージックコンベンション。今回でひとまず終わってしまいます。でも、音楽と宮古島を愛する精神はそのまま別のカタチで生まれ変わるはず、それを楽しみに、とりあえず今は旅の余韻に浸りたいと思います。

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