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1月22日 小さなこと

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  • 畑で和棉を育て始めた昨年。
  • 汗かきながら土を耕し、害虫対策をして、無事に発芽して喜び、成長が鈍ければ気持ちも沈み、小さな蕾を見つけてワクワクし、真夏の青い空を背に花を咲かせてくれた時は活力をもらい、実が弾けて白いふわふわが現れたら「ありがとう」という気持ちになって、、棉と向きあった昨年。
  • ほんの小さなスペースしかない畑の、棉と私という小さな関係が心地良かった。
  • ワタにまつわる大きなこと、例えば綿の自給率だとか農薬などの地球環境への影響だとか、安価な綿製品のこととか、ワタに関わっていればそういう問題は必ず耳に入ります。
  • でも、和棉農家さんがおっしゃるように、ごく普通にワタと向き合えば自然と「オーガニック」と呼ばれるものになります。日本の気候風土に合った日本の棉は、米綿などの新大陸系のものと比べ虫が付きにくいということもありますが、地に足の着いた当たり前の農業は小さくても美しいです。
  • 先日、アメリカの綿畑をテレビで放送していましたが、それは東京ドーム約30個分の広大な農地。「オーガニック」と呼ばれる栽培方法はかなりコストも労力も要ることです。安価なものを求める人たちがたくさんいて、大量生産のために効率重視で多くの綿は作られます。
  • 手作業で綿を紡ぎ、布を織るということは、大量につくるということではありません。機械化された紡績や製織と違って扱えるワタの量はほんの少しです。だから日本の綿を使いたい。手仕事だからこそそういう選択ができます。
  • 手仕事の意味をいつも悶々と考えていますが、「小さなこと」がもたらす健全さや心地良さを大切にしようと思います。小さなことを疎かにしないということでもあるし、ものと人、人と人の小さな関係を作ることでもあります。それは手間がかかっているとか、世界にひとつだとか、オーガニックだとか、よくある謳い文句では言い表せないもののような気がしています。


1月7日 2016年

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  • 新しい年を迎えました。ただただ1年が早すぎます。
  • 昨年は、年初に「バランス」をテーマに掲げたので、日々それを頭のどこかに置きながら過ごしてきました。自分の許容範囲でやれるようにやり、気分的に軽やかで余裕のある毎日でした。
  • 私には荷が重いと思い込んでいた畑も始めることができました。棉づくり、野菜づくり、味噌なんかも作ったりして、ちょっと面倒そうなことにも挑戦する心の余裕がある年でした。
  • 今年はその反動なのか、少し冒険?!したい気分でいます。体力的、立場上などなどの理由で無茶することもほぼなくなり、一歩踏み出すのも躊躇することが多くなっていて、、そんなことではいかんなーと思い始めた次第です。もちろん失敗も増えるだろうし、がむしゃらに動いても許される若者とは違います。肩肘張らず、楽しみながら大人の無茶をやっていこうと思います。
  • 周囲が見えないイタイおばさんにならないように気をつけます。。。
  • 今年もどうぞよろしくお願いします!

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